- 2021/05/11 掲載
米消費者の短期インフレ期待が上昇=NY連銀4月調査
1年先インフレ期待は中央値で3.4%と、3月の3.2%から上昇し、2013年9月以来の高水準となった。一方、3年先インフレ期待は3.1%と変わらずだった。
住宅ブームは在宅勤務の広がりに伴う需要拡大と低金利が追い風となり、今後も続くと想定されており、住宅価格の今後1年間の上昇率見通し中央値は過去最高を記録した。
家賃の今後1年間の上昇率見通しも9.5%と5カ月連続で拡大し、過去最高となった。
一方、ガソリン価格は今後1年間の上昇率見通し中央値が9.2%と、3月の9.9%から伸びが鈍化した。
収入の伸びに対する期待は、年齢層や教育水準にかかわらず低下し、4月中央値で2.4%。3月は2.8%だった。支出の伸びに対する期待は4月中央値で4.6%と、6年ぶりの高水準だった3月の4.7%からやや鈍化した。
調査は米国内の約1300世帯を対象に実施された。
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