- 2021/05/11 掲載
ワクチン接種遅れに懸念=日銀4月会合の主な意見
日銀は11日、4月26、27日に開催した金融政策決定会合での主な意見を公表した。新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ日本経済について、「早期に成長軌道に戻すためにはワクチンの接種の加速が重要」との見方が示された一方、「接種が順調に進まなければ経済成長でも(海外に)取り残されていくことが懸念される」と警戒する声もあった。
会合直前には、3回目の緊急事態宣言が東京、大阪など4都府県を対象に発出された。政策委員からは「(宿泊・飲食など)対面型サービスセクターを中心に改めて下押し圧力がかかっている」として、当面は感染症対応に集中した金融政策運営を求める意見が出た。
9月末に期限を迎えるコロナ対策の資金供給策の延長については、「企業金融の環境変化などを踏まえ、議論を進めていく必要がある」との指摘があった。
【時事通信社】
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