- 2021/05/14 掲載
青森・みちのく、統合で合意=福井は福邦子会社化―地銀再編加速
地方銀行の青森銀行(本店青森市)とみちのく銀行(同)は14日、経営統合で基本合意したと正式発表した。同日には、福井銀行も同じ福井市内に本店を置く福邦銀行の子会社化を決めた。人口減少と長引く低金利に新型コロナウイルス禍が追い打ちとなり、地銀の経営環境は厳しさを増している。生き残りを懸けた再編が加速してきた。
茨城県を地盤とする筑波銀行(本店土浦市)も14日、既に業務面で提携しているインターネット金融大手SBIホールディングスと最大1億円ずつ相互出資を行い、提携を強化すると発表した。
青森県内で長らくライバル関係にあった青森銀とみちのく銀は、2022年4月に共同で持ち株会社を設立し、その2年後の合併を目指す。両行の県内での融資シェアは合計7割に達する見通しで、例外的に統合を容認する独禁法特例法の認可を求める。決まれば、適用第1号となる見込み。持ち株会社の社長は青森銀、副社長はみちのく銀から出す。
【時事通信社】 〔写真説明〕青森銀行(左)とみちのく銀行
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