- 2025/05/04 掲載
バークシャー第1四半期、現金保有は過去最高 山火事で営業利益減
[オマハ(ネブラスカ州) 3日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは3日、第1・四半期決算を発表した。
現金保有高は過去最高の3477億ドルを記録した。
営業利益は前年同期比14%減の96億4000万ドルで、1月に南カリフォルニアで発生した山火事による保険損失が響いた。
ガイコを含む保険事業は昨年非常に好調だったが、バフェット氏は今年には同じような状況は再現されないだろうと予想。「今年は価格が下がり、リスクが高まっている」と語った。
第1・四半期純利益はアップルなどの株式の未実現損失を反映し、64%減の46億ドルとなった。
バークシャーは昨年5月以降、株式を買い戻さず、10四半期連続で売り越している。
この日、最高経営責任者(CEO)を年末に退任する意向を明らかにしたバフェット氏は、バークシャーの現金保有急増を巡る懸念には取り合わず、同社は最近100億ドルの支出に「近づいた」が、買収の機会は秩序だった形で訪れるわけではないと述べた。
次期CEOのグレッグ・アベル副会長は、現金を蓄え、それをバークシャーの文化に合った事業に賢く使うというバフェット氏の哲学を共有していると発言。多額の現金は「戦略的な資産であり、これによって困難な時期を乗り切り、誰にも依存せずにいられる」と語った。
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