- 2021/05/18 掲載
米住宅建設業者指数、5月は横ばい 建材不足に不安
住宅建設業者指数は50が改善と悪化の分岐点となる。市場予想は83だった。
NAHBのフォーク会長は「住宅建設業者の信頼感は中古住宅の在庫不足や低水準の住宅ローン金利、潜在的な住宅購入者の拡大を背景に依然として堅調だ。だが、初めて住宅を購入する層は特に材料不足に伴うコスト増により購入を断念するリスクがある」と指摘。「政策当局者は木材や鉄鋼など建材の国内生産を増やす方法を見つけ、建材の輸入関税を停止する必要がある」と述べた。
NAHBによると、集合住宅の建材費はここ数カ月で前年比12%上昇。さらに膨らむ見通しという。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「一部の建設業者は自社のサプライチェーン(供給網)を管理するため販売を遅らせている。これは市場がより多くの在庫を必要とする中で価格面での問題が広がっていることを意味する」とした。
現況販売指数は88で横ばいだったが、向こう6カ月間の住宅販売予測指数は1ポイント上昇の81。潜在的な住宅購入者の見方を示す指数は1ポイント低下の73となった。
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