- 2021/06/01 掲載
新卒採用、オンライン定着=コロナ下2度目の選考スタート
新卒学生らを対象にした採用選考が、新型コロナウイルス下で2度目のシーズンを迎えた。主要企業は1日、2022年春卒業予定者の面接をスタート。感染防止や学生の負担軽減への配慮から、オンラインの活用を前提とした採用活動が定着している。
損害保険大手の損害保険ジャパンは、1日開始の採用面接で学生に対面かオンラインかを選んでもらう計画だったが、東京都などで緊急事態宣言が延長されたことを受けて方針変更。すべてオンライン方式で行うことにした。鷲見隆充人事部長は記者団の取材に応じ、「学生の安心安全に配慮して(オンラインで)行うことを決めた」と語った。1日は約350人が面接を受ける予定で、都内の自宅で面接に臨んだ男子学生(21)は「オンラインだと自分の表情を確認しながら話すことができる。落ち着いて受けられた」とほっとした表情を浮かべた。
キリンホールディングスは1日から最終面接を実施。当初は最終のみ対面で実施する予定だったが、緊急事態宣言の延長で2次面接までと同様、オンラインに急きょ切り替えた。
リクルートによると、前年の採用面接でオンラインを活用した企業は約7割に達した。今年は、オンラインを活用する企業の割合がさらに伸びるとみられる。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンライン面接で学生と会話をする損害保険ジャパンの面接官=1日午前、東京都新宿区
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