- 2021/06/01 掲載
英中銀、住宅市場を注視 インフレリスク見極め=ラムスデン氏
1日付の英紙ガーディアンのインタビューで、景気回復を楽観視していると述べる一方で、ロックダウン(都市封鎖)解除後の一時的な盛り上がりの後で経済が減速すれば、インフレ圧力は予想よりも弱くなりかねないと指摘した。
「われわれは住宅市場と多くの実質ベースの指標を注視している」とし「(インフレが)一時的でない場合、どうすればいいか分かっている。金利を歴史的低水準(の0.1%)から引き上げることが可能で、それが需要にどう影響するか理解している」と語った。
ラムズデン氏は利下げも排除しない考えを示した。新型コロナの新たな変異株が出現したり、過去15カ月間の慎重な行動の一部が習慣化した場合、インフレ率が予想より低下する可能性があると指摘した。
「政策を準備することと、それを実際に使うかどうかは別の問題だ」とした上で「マイナス金利は確かに市場に驚きを与えるだろうが、われわれはその時の経済状態を踏まえて(政策を)運営する」と述べた。
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