- 2021/06/29 掲載
美浜3号機、発送電開始=40年超原発―関電
関西電力は29日、運転開始から40年を超える美浜原発3号機(福井県美浜町、出力82.6万キロワット)の発電と送電を開始した。発電は、東日本大震災後の2011年5月に定期検査で停止して以来、約10年ぶり。
美浜3号機は今月23日に再稼働。29日午後3時に、発電機と送電系統をつなぐ操作を行った。段階的に出力を上げ、7月3日にフル稼働となる見込み。原子力規制委員会の最終検査で問題がないと確認されれば、同27日に営業運転を始める予定だ。
ただ、設置を義務付けられたテロ対策施設が完成しておらず、設置期限の10月25日までに再び運転を停止する。
発送電開始に当たり、関電の森本孝社長は「国の検査に真摯(しんし)かつ丁寧に対応するとともに、安全最優先で慎重に作業を進めていく」とのコメントを発表した。
【時事通信社】 〔写真説明〕関西電力美浜原発3号機の中央制御室で発電機と送電系統をつなぐ操作をする運転員(右)らを映す中継モニター=29日午後、福井県美浜町の関電原子力事業本部 〔写真説明〕美浜原発3号機の出力が表示された関西電力送配電の中央給電指令所のモニター=29日午後、大阪市
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR