- 2021/06/29 掲載
オリオンビール社長退任=「一身上の都合」、後任は不在
オリオンビール(沖縄県豊見城市)は29日、早瀬京鋳社長兼最高経営責任者(CEO)が同日付で「一身上の都合」により退任すると発表した。後任は不在で、当面、代表権を持った副社長と専務が経営に当たる。同時に発表した2021年3月期決算は、売上高が189億5600万円(前期比24.1%減)、本業のもうけを示す営業利益は約2億円(同89.9%減)と大幅に悪化した。
早瀬氏は29日の株主総会後にインターネットを通じて記者会見し、退任理由について業績低迷との見方を否定した上で「2年間の任期満了と一身上の都合」と述べ、それ以上の言及を避けた。策定予定だった中期経営計画に関しては「(計画づくりに)参加できたらよかった」と未練もにじませつつ、「新経営陣で策定できると期待している」と強調し、退任に心残りはないと語った。
代表権を持つ専務に昇格し、当面の経営をかじ取りする亀田浩氏は後任社長について「就任時期は未定」と説明。ただ「内部昇格は難しい」と話し、外部人材を軸に調整を進める考えを示した。
【時事通信社】
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