- 2021/06/30 掲載
鉱工業生産速報、5月は前月比5.9%低下 自動車減産で3カ月ぶり減少
<4-6月はプラス確保見通しも半導体不足で下振れリスク>
業種別では半導体・フラットパネル製造装置や金属加工機械などの生産用機械が前月比5.9%減、電気・情報通信機械が4.5%減。一方、航空機部品やプラスチックなどは増加した。
企業の生産計画をもとにした生産予測は6月が前月比9.1%上昇、7月は同1.4%低下となった。
同予測の上振れ傾向を補正した試算値では6月は前月比5.4%上昇となっている。基調判断は「持ち直している」で据え置いた。
6月の生産水準が前月比5.4%上昇と仮定すれば、「4-6月期の生産水準は1-3月実績を上回る可能性がある」(経産省幹部)。自動車や半導体製造装置などの増産が予定されている。
もっとも6、7月の生産予測には「足元の半導体不足を十分反映していない可能性があり下振れリスクはある」(同幹部)という。
*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html
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