- 2021/06/30 掲載
米当局、運転支援や自動運転システム関連事故の迅速な報告を命令
NHTSAのクリフ局長代理は「データ収集は、連邦政府が自動運転車の安全をしっかり監督しているという国民の信頼を根付かせる効果を持つ」と強調。またカールソン首席法務顧問は「これらのシステムを備えた自動車に存在するかもしれない欠陥を見つけ出すのに、NHTSAが必要な情報を適宜入手できることが大事だ」と付け加えた。
自動運転の「レベル2」に相当するADASは、車線はみ出しの警告や適正な車間距離の維持といった機能を有し、普及が進んでいる。ADSは「レベル3」から「レベル5」となり、現時点で消費者向けに提供されていないものの、全米の公道で限定的に使用されている。
今回の命令が出された背景には、こうしたシステム、特にテスラの半自動運転機能「オートパイロット」に対して向けられる目が厳しくなってきたことがある。NHTSAは今月、テスラのADAS使用が疑われる30件の事故の調査を始めたと明らかにした。
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