- 2021/07/01 掲載
中国化工、シンジェンタIPOで100億ドル調達目指す 今年最大
上海の新興企業向け市場「科創板」に上場後、1年以内に重複上場させる可能性もあり、チューリヒ、ロンドン、ニューヨークなどが候補に挙がっているという。関係者の1人は、香港も検討されているが、最有力候補ではないと述べた。
関係者らによると、シンジェンタの評価額は500億ドル、負債も含めると約600億ドルになる可能性が高い。
ケムチャイナは2017年に430億ドルでシンジェンタを買収。中国による海外企業の買収としては過去最大規模となった。
シンジェンタはその後、イスラエルの農薬企業アダマと中国中化集団(シノケム)の肥料・種子部門と統合した。
ケムチャイナは今年5月、シノケムと経営統合している。
シンジェンタのIPOは、中国の動画投稿アプリ大手、快手科技が香港IPOで調達した62億ドルを上回る見通しだ。また、創設から2年となる科創板のIPO案件としては過去最大になる。
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