- 2021/07/02 掲載
6月のスペイン失業者数、過去最大の減少 2カ月連続
新型コロナウイルス感染防止策が緩和され、ワクチン接種も進んだことで雇用情勢が改善した。観光産業が慎重ながらも営業を再開したことが寄与した。
6月の失業者数は前月比4.4%減の361万人。4カ月連続の減少となった。
社会保障省によると、6月は差し引き20万3000人(営業日数調整後)の雇用が創出された。夏の観光シーズンでサービス業の雇用が大きく拡大した。国内観光客が増え、労働力の規模は新型コロナ流行前に近い水準まで回復したという。
エスクリバ社会保障相は会見で、海外観光客への依存度が高いバレアレス諸島、カナリア諸島などの地域では雇用創出が遅れており、一時帰休中の労働者が多いが、同省のデータによると、大半の地域では雇用がすでに新型コロナ前の水準に回復しており、「誰もが驚いた」(同相)という。
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