- 2021/07/07 掲載
米国防総省、マイクロソフトとの大型クラウド契約解約 代替案発表
同プロジェクトは「JEDI(Joint Enterprise Defense Infrastructure)」として知られる大型クラウド事業。2019年末にマイクロソフトが契約を獲得したが、アマゾンが訴えを起こしたことを受け、保留にされていた。当時、トランプ氏はアマゾンを繰り返し批判していた。
国防総省はこの日、要件を満たせるのはマイクロソフトとアマゾンしかないとの見解を当初示していたが、その後、政府の要件を満たせる場合、向こう3カ月で他のクラウドサービス提供業者にも対象を拡大すると表明。米オラクル、米アルファベット傘下のグーグル、米IBMなどが含まれるとみられている。
新たなプロジェクト名は「JWCC(Joint Warfighter Cloud Capability)」で、22年4月までに業者を選定したい考え。
マイクロソフトは声明で、国防総省の新たなプロジェクトの契約を獲得できると確信していると表明。アマゾンは今のところ反応を示していない。
国防総省の発表を受け、米株式市場でアマゾンは一時約4%上昇し、過去最高値を更新。マイクロソフトは0.5%安。
PR
PR
PR