- 2021/07/07 掲載
仮想通貨交換所バイナンス、EU主要決済網からの入金を一時停止
同社の電子メールによると、利用者はUTC(協定世界時)7日午前8時から「単一ユーロ決済圏(SEPA)」の枠組みを通じた入金ができなくなる。バイナンスは「当社にはコントロールできない事象」が理由だと説明している。SEPAを通じた資金の引き出しに影響はないという。
SEPAはユーロ決済の仕組みを統一することを目指す欧州連合(EU)のプロジェクトで、利用者は約30カ国にユーロを送金できる。バイナンスは通常、決済仲介業者を通じてSEPAにアクセスしている。
バイナンスを巡ってはこのところ、各国で規制当局による取り締まりが強まっている。
タイ証券取引委員会は2日、デジタル資産事業を無許可で営業していたとして同社を刑事告発。英金融監督当局は6月、同社の英国法人の事業を禁止した。
日本の金融庁も、無登録で事業を行ったとして警告を出している。ドイツの金融監督当局は4月、株価連動トークンの提供を巡って同社に罰金を科す可能性があると発表した。
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