• 2021/07/07 掲載

再送〔GRAPHIC〕-アジア株、6月も海外勢が売り越し インフレ圧力やコロナ感染増で

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
(〔GRAPHIC〕として再送しました)

[6日 ロイター] - 証券取引所のデータによると、海外投資家は6月にアジア株を2カ月連続で売り越した。インフレ圧力の高まりやアジア地域での新型コロナウイルス感染拡大でリスク選好度が低下した。

韓国、台湾、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシア、インドのアジア7カ国の証券取引所データによると、6月の外国人投資家による株式の売越額は7億2500万ドルだった。

1─6月は246億ドルの売り越しとなった。昨年下期は216億ドルの買い越しだった。

今年に入りアジアの株式市場は、堅調な欧米株式市場に遅れを取っている。コロナ感染の急増に加え、インフレ高進で予想より早期に米連邦準備理事会(FRB)が利上げに動くとの懸念が高まっていることが背景にある。

HSBCのアジア株戦略部門の代表、Herald van der Linde氏は、今年の資金フローの変化は、アジア地域の企業の業績回復期待が後退したことを示しているわけではないとし、「債券利回りの上昇がアジア株を圧迫し、アジア株式市場から先進国の株式市場へ資金がシフトした」と分析した。

台湾と韓国からの資金流出が目立ち、売り越し額はそれぞれ、20億ドルと7億9500万ドルだった。タイ、ベトナム、フィリピンからも資金が流出した。

韓国では、コロナウイルスのデルタ株が広がり、感染者が急増、タイでもコロナ感染拡大が続いている。

一方、インド株は過去2カ月の売り越しから6月には24億ドルの買い越しに転じた。

ゴールドマン・サックスは、アジアの株式は米国株に対して30%近く割安だと指摘。米国株式市場の調整で今後はアジアなど米国以外の株式市場に資金が流れるとの見方を示している。

BNPパリバ・アセット・マネジメントのポール・サンドゥ氏は「アジア市場はファンダメンタル的に堅調を維持している。資金流出はリバランスによるものだ」と説明した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます