• 2021/07/07 掲載

シェル、株主還元を拡大へ 原油高で債務削減進む

ロイター

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[ロンドン 7日 ロイター] - 英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは7日、株主還元を拡大する方針を示した。自社株買いか配当の形で実施する。原油・ガス価格が急伸し、債務の削減が進んだことが背景。

第2・四半期以降、フリーキャッシュフローの20-30%を株主に還元する。四半期決算に先立って発表した営業報告書で明らかにした。

株主還元の拡大は、多くのアナリストが予想していたよりも早い段階での発表となった。同社は「営業・財務面が好調なことに加え、マクロ経済の見通しも改善している」と説明している。

シェルは以前、純債務が650億ドルを下回れば、株主還元を拡大する意向を示していたが、同社は7日、この目標を達成したかどうかは明らかにせず、目標を取り下げる方針を示した。

同社は「第2・四半期は純債務をさらに削減できたとみている。ただ、削減の規模は運転資本の動きで抑制されるだろう」と述べた。

多くのアナリストは、年末にかけて株主還元が拡大されると予想していた。

JPモルガンのアナリスト、クリスチャン・マレク氏はリポートで「シェルのフリーキャッシュフローの力強さを示す重要な節目となった。市場に重要なメッセージを送ることになる」と指摘した。

同社は、第1・四半期に32億3000万ドルの黒字を計上し、配当を引き上げていた。

同社は、今年の支出を220億ドル未満とする計画を据え置いた。原油・ガス価格は上昇したが、第2・四半期の液化天然ガス(LNG)取引事業が「平均を大幅に下回り」、第1・四半期並みになったという。

石油製品の販売は日量400万-500万バレルとなる見通し。依然として、新型コロナウイルス流行前の水準を大幅に下回っている。

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