• 2021/07/07 掲載

各中銀の準備マネジャー、主要懸念の一つにインフレ=UBS調査

ロイター

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[ロンドン 7日 ロイター] - スイス金融大手UBSが7日公表した「年次準備マネジャー調査」の結果によると、中央銀行で準備を管理する担当者の主な懸念の一つとして、新型コロナウイルス危機が終息しないことや債務拡大とともに、インフレが浮上している。

インフレおよび制御できない長期金利上昇に関する懸念は昨年の調査ではリスクとして全く挙げられていなかったものの、今年の調査では回答者の57%が世界経済の主要リスクに挙げた。

このほか、回答者の79%がパンデミック(世界的大流行)が終息しないことを、71%は政府の債務水準を懸念していると回答した。調査参加者の半数は2022年より後になってようやく新型コロナ流行が終息すると考えている。

調査は4─6月に実施され、世界の30近くの中銀の準備マネジャーが回答した。

UBSの戦略・助言・グローバルソブリン市場担当責任者、Massimiliano Castelli氏はロイターに対し、「中銀当局者にとってインフレが再び主要懸念となった。過半数がインフレの上昇を見込んでいるものの、非常に高い水準にはならないと回答している。現在のインフレ高進は一時的といった見方が中銀周辺に存在するようだ」と述べた。

また、回答者の3分の2以上は2023年の米利上げを見込んでおり、30%は22年の利上げを予想している。

一方、欧州中央銀行(ECB)を巡っては、回答者の33%が23年に最初の利上げを予想。24年との回答は41%、24年よりも後との回答は26%にとどまった。

また、回答者の40%近くはホールセール型の中銀デジタル通貨が向こう3年以内に導入されるとの見通しを示した。

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