豪企業景況感指数、6月はロックダウン受け低下＝ＮＡＢ調査

［シドニー　１３日　ロイター］ - ナショナル・オーストラリア銀行（ＮＡＢ）が発表した６月の豪企業景況感指数はプラス２４となり、過去最高だった５月から１２ポイント低下した。

新型コロナウイルス流行に伴うニューサウスウェールズ（ＮＳＷ）州とビクトリア州のロックダウン（都市封鎖）で販売が抑制され、信頼感が損なわれた。ただ、歴史的に見れば依然として経済活動は堅調だった。

信頼感指数は９ポイント低下のプラス１１。ただ、依然として長期平均は上回っている。

ＮＡＢのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「各州で幅広く景況感指数は低下したものの、ロックダウンに伴うビクトリア州の大幅な低下がけん引した」と述べた。

ビクトリア州でのロックダウンは緩和されたものの、グレーターシドニーで新たにロックダウンが始まった。

信頼感指数は鉱山と製造を除く全産業で低下。レクリエーション＆パーソナルは２７ポイントも低下した。

調査は６月１８─３０日に実施された。期間中にはシドニーのロックダウンが始まった。