- 2021/07/15 掲載
第一生命、女性リーダー3割目標=「役員候補に女性」必須
第一生命ホールディングス(HD)が、グループの部長などの役職に就く女性リーダー層の比率を現在の13%から2024年4月までに30%へ高める数値目標を設定したことが15日、分かった。役員候補の3割を女性から選ぶルールも新設し、女性の活躍を推進する。
管理職のうち、部長、ラインマネジャー(課長級)、支社長、支社三役、ブロック担当営業部長に占める女性比率の目標を新たに定めた。これら女性リーダー層の比率は21年4月時点で13%。1年後に17%、2年後に23%とし、3年後に30%を目指す。
役員の女性比率については、経団連が「30年までに30%以上にする」との目標を打ち出している。この実現に向け、第一生命HDは、役員がリストアップする後継役員候補のうち、3割を女性とすることを必須とする。役員を女性リーダー育成に関与させ、各種プロジェクトなどへの女性の参加を積極化する。
第一生命HDと傘下の国内生命保険3社を合わせた従業員は5万人を超え、うち9割が女性。管理職全体の女性比率は、18~20年度を対象とした前の中期経営計画で25%とする目標を定め、達成したという。
【時事通信社】 〔写真説明〕第一生命ホールディングス本社(東京都千代田区)
PR
PR
PR