- 2021/07/28 掲載
ドイツ銀、第2四半期の純利益が予想上回る 投資銀行部門は減収
投資銀行部門の収入が減少し、予想外のコストも計上したが、2012年以降で最長の4四半期連続の黒字となった。
第2・四半期の株主帰属純利益は6億9200万ユーロ(8億1800万ドル)。アナリスト予想の3億7200万ユーロを上回った。前年同期は7700万ユーロの赤字だった。
ゼービング最高経営責任者(CEO)は2019年に大規模なリストに着手。収益力を回復するため、1万8000人の人員を削減した。
同CEOは声明で「引き続き規律ある形で、毎四半期、変革を実現していくことが、今の優先課題だ」と述べた。
2022年までにコストを167億ユーロに減らす目標については、撤回することを決定した。同行はここ数カ月、複数の予想外の費用を計上するとの見通しを示していた。
同CEOは、コスト・インカム・レシオを70%にする目標を堅持すると表明。今後は同レシオを重視する。
投資銀行部門の第2・四半期の収入は前年同期比11%減。2年前の再編以降で最大の落ち込みとなった。
ディールロジックのデータによると、同部門はさまざまな主要サービスで市場シェアが低下しており、同行の回復力の脆さが浮き彫りとなった。
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