- 2021/08/06 掲載
携帯3社、値下げでも増収=法人向け・非通信好調―4~6月期
NTTドコモなど携帯電話大手3社の2021年4~6月期連結決算が6日、出そろった。各社は政府の値下げ要請を受け、3月に割安な料金プランを相次いで投入し、通信料収入を押し下げる要因となった。ただ、法人向け事業や金融・決済など非通信事業は好調で、3社とも売上高が前年同期を上回った。
KDDI(au)とソフトバンクは、売上高と本業のもうけを示す営業利益が4~6月期として過去最高となった。
通信料収入はドコモとKDDIが、それぞれ97億円、117億円減った。ソフトバンクは値下げによる減少額が、100億円超だった。営業利益は、ドコモがキャンペーンの費用増などで唯一、減少した。
最近の新プラン契約実績は、ドコモの「アハモ」が180万件超、KDDIの「ポヴォ」が約100万件、ソフトバンクの「ラインモ」は50万件未満だった。KDDIは格安ブランド「UQモバイル」に注力。ソフトバンクは7月、ラインモに税込み月額990円のプランを投入しており、巻き返しを狙う。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR