- 2021/08/12 掲載
米、テーパリングに「近づく」 なお数カ月要する可能性=リッチモンド連銀総裁
バーキン総裁はロイターとのインタビューで、量的緩和の縮小(テーパリング)の開始について、「われわれは近づいているが、明確な時期は不明だ。実際にその時期に近づけば、経済情勢が許す限り、迅速にテーパリングに踏み切り、正常な環境に戻すことを支持する」と語った。
同時に、FRBは労働市場がさらなる回復を遂げるまで債券購入を継続するという確約を堅持すべきとし、テーパリング開始に時期にコミットする用意はないとの姿勢を鮮明にした。
とりわけ、自身が労働市場の健全性の指標とする人口に締める雇用者の比率が今後0.5%ポイント上昇し、59%近辺になることを確認したいと述べた。
「失業保険が失効し、学校が再開し、夏が終わっても労働力人口が大きく増加しなければ、自分の仮定に疑問を持たざるを得ない」とした。
インフレ率については「ピークに達したもよう」で、今後数カ月で反転する見通しとしつつも、その幅やペースは不明であるほか、サプライチェーンの混乱や米中関係の緊張など、高インフレを持続させる可能性のある複数の要因が存在すると指摘した。
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