- 2021/08/14 掲載
米国株式市場=ダウとS&P最高値、ディズニー上昇が寄与
ディズニーは1.0%高。12日発表した第3・四半期(7月3日まで)決算は市場予想を上回る内容となった。動画配信サービスで新規契約者を獲得したほか、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で打撃を受けていたテーマパーク部門が黒字化した。
ただ、米ミシガン大学が13日に発表した8月の消費者信頼感指数(速報値)は70.2と、2011年以来、約10年ぶりの低水準となった。7月の確報値である81.2から大幅に低下し、ここ50年で3番目に大きな落ち込みとなった。市場予想は横ばいの81.2だった。
ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「消費者は非常に強い立場にあるが、コロナ疲れが消費者心理に影響を与え始めている」と述べた。
消費者信頼感指数の落ち込みを受け、米10年債利回りは低下。マイクロソフトが1.05%上昇するなど大型グロース株が買われた一方、オンライン小売大手アマゾンは0.29%安となった。
週間ではダウが0.87%高、S&Pが0.71%高と2週連続で上昇した一方、ナスダック総合は0.09%下落した。
個別銘柄では、料理宅配サービスのドアダッシュが不安定な値動きの中、3.50%高となった。12日発表した第2・四半期決算は、海外進出や食品販売市場への参入に伴うコストがかさみ、予想を上回る赤字となった。
民泊仲介大手のエアビーアンドビーは序盤の下げから切り返し1.07%高。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大や米国でのコロナワクチン接種ペースの鈍化による宿泊などの予約数への悪影響について懸念を示した。
米取引所の合算出来高は79億9000万株。直近20営業日の平均は94億2000万株。
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