- 2021/08/16 掲載
航空各社、アフガン上空を迂回 欧米当局は低高度の飛行を禁止
ユナイテッド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ヴァージン・アトランティック航空は、アフガン空域を通過していないことを明らかにした。ユナイテッド航空の広報担当者は、この変更により米─インド路線の一部に影響が及ぶと述べた。
フライト追跡サイト「フライトレーダー24」によると、16日0300GMT(日本時間同日正午)時点で、アフガン上空を飛行する民間航空機はほとんどなく、多くが隣接するパキスタンやイランを通過している。
米連邦航空局は、ハミド・カルザイ国際空港を発着する場合を除き、アフガン周辺では高度2万6000フィート(約7900メートル)以下での飛行を禁止した。ただ、軍事活動は適用除外となる。
カナダ、イギリス、ドイツ、フランスなども、アフガン上空での飛行高度を2万5000フィート以上に保つよう航空会社に勧告した。
大韓航空は、同社の貨物便の一部はアフガンの空域を使用しているが、旅客便は使用していないと発表した。その上で、状況を注意深く監視し、必要に応じてルート変更を検討する予定だとした。
台湾の中華航空も、状況を注視しており、米および欧州連合(EU)の空域指示に従って必要に応じてルートを調整すると述べた。詳細は明らかにしなかった。
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