- 2021/08/16 掲載
中国配車サービスの滴滴、批判受けドライバー取り分の透明性強化
[北京 16日 ロイター] - 中国配車サービス大手の滴滴(ディディ)グローバルは16日、瀋陽や長春など国内7都市でドライバーが自社からの支払い内容について詳細を知ることができるようになると発表した。ドライバーへの支払いが不当だと国営メディアから批判されていた。
滴滴は中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で、ドライバー向けアプリに追加した新機能を通じ、ドライバーは滴滴からの支払い内容や、乗客が1回の乗車につき、いくら支払ったのか、詳細が分かるようになると説明。「この透明性改善策にはまだ多くの欠点があるが、今後も改善を続け、他都市にも展開できるよう努める」とした。
中国国営の新華社通信は5月、調査報道として、乗客が支払った分の3割以上を滴滴が得ていると指摘。不当なポリシーだと批判していた。
滴滴は新華社の報道を受け、乗客の支払い分のうち、ドライバーの昨年の取り分は平均で79.1%だったと説明。3.1%が自社の利益に組み入れられるとした。
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