• 2021/08/18 掲載

インド仲裁機関、ルノー・日産に工場従業員への追加賃金支払い命令

ロイター

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[チェンナイ 17日 ロイター] - インドの仲裁機関は同国南部にあるルノー・日産自動車の自動車工場に関し、労組の要求を一部認め、過去にさかのぼって賃金を追加で支払うよう命じた。ルノー・日産側は賃金が増額されれば長期的に経営が立ち行かなくなると警告していた。

賃上げなどを巡り労使交渉が決裂したのを受け、7月以降、仲裁手続きが進められてきた。前回の賃金協定は2019年3月に期限が切れていた。

仲裁機関は8月16日付でルノー・日産に対し、2019年4月までさかのぼり、従業員3542人に対し、1人当たり月平均7100ルピー(96ドル)強を暫定措置として支払うよう命じていた。ルノー・日産側が提示した月30ドルを大幅に上回っており、合計で953万ドルのコスト負担が生じる。労組側は270ドルを要求していた。

労組側は賃上げ以外にも50項目の要求を申し立てており、今後、仲裁機関で協議される。日産によると、要求が認められた場合、従業員1人当たりのコストは93%跳ね上がる。

日産は17日、ロイターへの文書で、従業員には競争力のある賃金を提供する用意があり、過去にさかのぼる支払いの受け入れにも前向きだと表明した。

ルノー・日産は7月に仲裁機関への申し立てで、インドで「巨額の損失」を出しており、労組側の要求に応じる「財務余力はない」としていた。賃上げ圧力がかかれば「長期的に同部門の経営を維持すること自体が難しくなる可能性がある」と主張した。

労組側は仲裁機関への申し立てで、ルノー・日産が支払っている総賃金は、韓国の現代自動車や米フォード・モーターがインドの同地域で支払っている賃金の半分未満だと主張していた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます