- 2021/08/19 掲載
豪失業率、7月は4.6%に改善 ロックダウンで統計にゆがみ
アナリストは5.0%に上昇すると見込んでいた。
就業者数は前月から2200人増加。一方、アナリスト予想は4万6200人の減少だった。
アナリストは、8月と9月の統計で雇用情勢の悪化が明らかになると指摘。第3・四半期の国内総生産(GDP)が大幅なマイナス成長になるとの見方を示している。
統計局は、シドニーのロックダウンで職探しが困難になり、労働市場から撤退した人が失業者にカウントされなかったと強調。
シドニーがあるニューサウスウェールズ(NSW)州では、7月の就業者が3万6000人減少したが、労働力人口も6万4000人減ったため、失業率は5.1%から4.5%に改善した。
ABSの高官は「7月の全国の失業率低下は、必ずしも雇用情勢改善のサインと見なすべきではない」とし、「ロックダウンが労働市場にどのような影響を及ぼしたかを把握する上では、引き続き労働時間が最良の指標だ」と述べた。
全国の労働時間は300万時間(0.2%)減少。NSWは7.0%減少した。6月に導入したロックダウンが7月に解除されたビクトリア州は労働時間が増加した。ただ、ビクトリア州は、その後ロックダウンを再導入しており、8月いっぱいロックダウンが続く可能性が高いとみられている。
現在は、国民の半数以上がロックダウンの影響を受けている。
BISオックスフォード・エコノミクスの豪州担当チーフエコノミスト、サラ・ハンター氏は「全体としては、ロックダウンによる経済的なダメージが明らかになった」とし、「雇用とGDPは大幅に減少する見通しで、ワクチン接種目標を達成し、制限措置が大幅に緩和されるまでは勢いが戻らないだろう」と述べた。
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