- 2021/08/23 掲載
昨年の豪株取引停止、新システム稼働準備に問題=調査報告書
IBMオーストラリアが実施した調査によると、ASXは業界の慣行に関する75の評価項目のうち58項目で基準を満たしたものの、17項目では不備が見つかった。
ASICは、プロジェクト試験とコンプライアンス(法令順守)の面で「認められている業界慣行を満たさなかった」ことが調査で判明したと指摘した。
ASICのジョー・ロンゴ委員長は声明で、ASXの株取引システム更新プロジェクトに言及し、「稼働開始の用意が整っていなかったという結論は非常に残念だ」と述べた。
IBMはリスク、ガバナンス(企業統治)、業者管理、試験、事案管理などについて7つの提言を行った。
ASXのドミニク・スティーブンス最高経営責任者(CEO)は「(調査)報告書ではいくつかの重要な改善点が示されており、当社は全ての提言に対応する」と述べた。
ASICによると、ASXが市場免許に伴う義務を果たしたかどうかを巡る調査は継続している。
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