- 2021/08/26 掲載
関電、水素発電の実証試験へ=25年度開始
関西電力は26日、水素発電の実用化に向けた実証試験を2025年度に開始すると発表した。火力発電所のガスタービン発電設備を活用し、27年度以降の商用化を目指す。水素は燃焼時に二酸化炭素を出さないため、脱炭素社会の実現に役立つと期待されている。
関電は22年度までに、実証試験を行う火力発電所の選定や設備の改造範囲などを検討。その後、水素発電設備の整備などを進め、25~26年度に実証試験を行う予定だ。
関電は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受ける。NEDOは26日、政府の2兆円規模の基金による支援先の第1弾を公表。関電のほか、東京電力ホールディングスと中部電力が出資するJERA、石油元売り大手ENEOSも、基金を活用して水素発電の実証事業に乗り出す。
【時事通信社】 〔写真説明〕関西電力本店ビル=2018年、大阪市北区
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