- 2021/09/01 掲載
パイロット労組が米サウスウエストを提訴、労働条件の変更巡り
サウスウエスト航空パイロット協会は、運航スケジュールの変更や従業員への処方薬給付と退職手当の縮小も、労使交渉なしに決められたと指摘。同社はコロナで航空需要が急減した際に自らに「不可抗力」での決定権を与えるのではなく、労組と交渉すべきだったと主張した。
パイロット労組はこれまで既に、過酷な勤務スケジュールやコロナ関連規則などに反発し、冬季休暇シーズンにストライキを実施する構えを示しており、今回の訴訟で労使間の緊張が一段と強まるとみられる。
労組からの反発を受けて同社は先週、今秋の運航本数を減らした。
サウスウエストの労使関係担当バイスプレジデント、ラッセル・マクレーディ―氏は、最近実施したコロナ関連の変更に交渉が必要だったとの主張には、同意できないと説明。
ただ、パイロットの福利厚生に引き続きコミットしており、コロナによる諸課題に対処するため、パイロットを含む労組と協力する決意だと表明した。
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