- 2021/09/01 掲載
為替相場の変動「近年低下」=主要国の政策で安定―若田部日銀副総裁
若田部昌澄日銀副総裁は1日、オンライン形式で開かれた広島県金融経済懇談会で講演した。若田部氏は日米欧の主要国の中央銀行が低金利政策を採用していることに触れ、「各国・地域間で金利差は安定的に推移している」と指摘。その結果として「米ドル、ユーロ、円の為替相場の変動率は近年低下している」と述べ、為替レートの安定が続いているとの見方を示した。
また、米国が年内に量的金融緩和の縮小を開始する見通しとなっていることに関連し、「仮に米国が金融引き締め局面に入っても、それを理由に日銀が金融政策を調整することはない」と明言。あくまでも2%の物価目標の実現を目指し、金融緩和を継続する考えを強調した。
【時事通信社】
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