- 2021/09/01 掲載
日経平均は3日続伸、コロナ減少や選挙期待で
東京株式市場では朝方から主力銘柄を中心に幅広く買われ、一時368円13銭高の2万8457円67銭で高値を付けた。後場では伸び悩む場面がみられたが、大引けにかけて再び上値を追う展開となった。上値抵抗線として意識されていた200日移動平均線を上回り、基調の転換も確認される格好となった。国内での感染者数が減少傾向となる中、市場の関心は国内の選挙動向に移り、内外機関投資家の買いが観測された。
岩井コスモ証券投資情報センター長の林卓郎氏は「一人負けしていた日本株の巻き返しが始まった」との見方を示した。「株価上昇の条件が整いつつあり、好業績と割安感を注目した見直し買いが入っている。選挙と株の相性はいいため、アノマリーも意識されているようだ」という。
TOPIXも3日続伸となり1.02%高。東証1部の売買代金は2兆7721億5500万円。東証33業種では、海運業、鉄鋼、陸運業を除く30業種が値上がり。パルプ・紙、空運業、証券業、保険業、銀行業などが値上がり率上位となった。
個別では、ファーストリテイリング、エムスリー、ファナック、テルモが上昇。リクルートホールディングス、オリンパス、コナミホールディングスなどは軟調だった。前日に上場来高値を更新したレーザーテックは利益確定売りに押され、反落となった。
東証1部の騰落数は、値上がり1548銘柄(70%)に対し、値下がりが532銘柄(24%)、変わらずが109銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28451.02 +361.48 28179.04 28,179.04─28,457.67
TOPIX 1980.79 +20.09 1965.74 1,965.54─1,982.49
東証出来高(万株) 108266.00 東証売買代金(億円) 27721.55
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