- 2021/09/11 掲載
国内1000台以上で流出=在宅勤務時の接続認証情報
在宅勤務などで社内システムに社外から安全に接続するための通信技術として、米フォーティネット社製の「VPN(仮想私設網)」を利用している日本企業の端末、千数百台分の認証情報が流出した恐れがあることが11日、分かった。サイバー攻撃により世界では8万台分以上の流出が起きた。最新システムに更新していない端末が狙われており、同社は速やかな更新を求めている。
同社は8日(米国時間)、8万7000台分の認証情報が流出したと発表した。システム更新やパスワード変更を実施していない端末で流出が起きたとみられる。
サイバーセキュリティーの専門家の分析によると、日本では少なくとも企業・大学などの約1350台で情報が流出し、認証データなどが非合法サイトで取引されている可能性がある。
【時事通信社】 〔写真説明〕自宅でテレワークをする日立製作所の社員=2020年5月、川崎市[同社提供]
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