- 2021/09/17 掲載
午前の日経平均は反発、押し目買い優勢 経済正常化期待も支え
16日の米国株式市場はまちまちとなり、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅安、ナスダック総合が小幅高で取引を終えた。8月の小売売上高は予想外に増加。国債利回りの上昇でハイテク株が圧迫されたほか、ドル高が輸出関連株の重しとなった。
日本株は3日ぶりに反発しスタート。その後も徐々に上げ幅を拡大する展開となり、一時183円24銭高の3万0506円58銭の高値をつけた。指数寄与度の高いハイテク株がしっかりしたほか、海運株などに押し目買いが先行した。
市場では「欧米比較での日本株の割安感が引き続き意識されており、米国からの資金シフトが続いているようだ。日本は明日から3連休となるが、日米株価の連動性は薄れているため、連休後の株安リスクはあまり警戒されていない」(アイザワ証券の市場情報部長、坂瀬勝義氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.31%高の2096.61ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4872億円。東証33業種では、海運業、倉庫・運輸関連、医薬品などの21業種が値上がり。鉄鋼、非鉄金属、不動産業などの12業種は値下がりした。
個別では、エムスリー、東京エレクトロン、アドバンテストなどがしっかり。半面、ダイキン工業、ファーストリテイリング、TOTOなどは売られた。
東証1部の騰落数は、値上がりが1006銘柄、値下がりが1060銘柄、変わらずが121銘柄だった。
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