- 2025/08/03 掲載
路面電車の新ルート開通=被爆復興の象徴、駅ビル2階に乗り入れ―広電
広島電鉄(広電)は3日、JR広島駅の駅ビル2階に路面電車が乗り入れる新ルート「駅前大橋ルート」を開通した。広電は、原爆の被災からわずか3日後に一部区間で運行を再開した復興の象徴。被爆80年を前に、大勢の市民らが新たな「一番電車」の出発を見守った。
新ルートは、広島駅と比治山町交差点(広島市南区)を結ぶ全長1.1キロの区間。広電によると、路面電車が駅ビルの2階に高架で乗り入れるのは国内初。同じ階に改札のあるJRとの乗り換えが便利になる。開通に伴い、1912年の開業から市民生活を支えてきた約400メートルの区間が2日夜に廃止された。
【時事通信社】 〔写真説明〕新ルートで出発する広島電鉄の一番電車=3日、広島市南区 〔写真説明〕広島駅(奥)に高架で乗り入れる新ルートを走る広島電鉄の路面電車=3日、広島市南区
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