- 2021/09/17 掲載
日経平均は反発、終始底堅い展開 今年4番目の大商い
この日の日本株は、米国株の下げが小幅だったほか、前日の下落で過熱感が多少弱まったことで堅調にスタート。3連休を前にして模様眺めとなる場面があったものの、後半は買い直される動きもあり、3万0500円台で大引けた。
高値警戒感が残っているため、週末であることも手伝い利益確定売りが出ているものの、一方では割安感や先高期待から押し目買いも活発化するなど、時価水準での売り買いが交錯。この結果、商いのボリュームが拡大した。
市場では「本来なら、3連休前で手仕舞い売りに押されても不思議ではないが、押し目買いのニーズが強く、底堅い状態が続いた」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との声も聞かれる。
TOPIXは0.48%高。東証1部の売買代金は4兆3205億1400万円と大商い。東証33業種では、海運業、空運業、サービス業などが上昇し、鉄鋼、非鉄金属などが値下がりした。
個別では、ソフトバンクグループが堅調となったほか、キーエンスもしっかり。日本郵船など海運株も高いが、ユーロ円CB(転換社債)発行で希薄化が懸念された日本製鉄がさえない。
東証1部の騰落数は、値上がり1423銘柄に対し、値下がりが645銘柄、変わらずが119銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 30500.05 +176.71 30387.54 30358.93
─30541.99
TOPIX 2100.17 +10.01 2090.31 2085.57
─2102.93
東証出来高(万株) 159933 東証売買代金(億円) 43205.14
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