- 2021/09/17 掲載
全トヨタ労連、職場改善を重視=ベア傾倒せず―22年春闘
トヨタ自動車グループの労働組合で構成する全トヨタ労働組合連合会は17日、名古屋市内で定期大会を開催し、2022年春闘に向けた活動方針を議論した。鶴岡光行会長は大会に先立ち記者会見し、21年春闘では「労使で働き方など職場課題の解決へ認識を一緒にできた」と強調。22年春闘も職場改善を重視し、ベースアップ(ベア)に当たる賃金改善分の要求に傾倒しない考えを示した。
全トヨタ労連は21年春闘で、新型コロナウイルス禍による各社の業績格差などを踏まえ、賃金改善分の統一的な要求額は示さず、職場改善の協議に重点を置いた。
定期大会は18日まで開催し、脱炭素化による雇用や働き方への影響も議論。新型コロナ拡大防止策として、代議員はオンライン形式で参加した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する全トヨタ労働組合連合会の鶴岡光行会長=17日午前、名古屋市中区
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