- 2021/09/22 掲載
三菱UFJ、中国で環境ABS主幹事=民営企業初の案件
三菱UFJ銀行が、中国の民営企業として初めて電池・自動車大手比亜迪(BYD)グループが行うグリーンABS(資産担保証券)による資金調達で共同主幹事に就任したことが21日、分かった。グリーンABSは電気自動車(EV)などへのローンの債権を担保にした環境債の一種。同行は国内外で環境関連の投融資を拡大しており、市場拡大が見込める中国でも資金供給への関与を強める。
中国でのグリーンABS発行は、上海汽車グループなど国有企業で実施した例があるが、民営企業では初めて。今回の金額は20億元(約340億円)と、国有企業を含めても最大規模となる。三菱UFJ銀の現地法人が共同主幹事を務め、17日付で発行した。
BYDにとっては、EVを購入しようとする消費者に多様な自動車ローンを提供できるようになることから、EVの普及促進への効果が期待できる。年間で二酸化炭素(CO2)約3万9000トンの排出削減につながると試算されている。
【時事通信社】
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