- 2021/09/23 掲載
中国アント傘下の小口金融「花唄」、中銀に信用データ供与を開始
中国政府が金融テクノロジー分野に対する監視を強化する中、同社と規制当局の双方にとって重要な動きとなる。
花唄の声明によると、同社はユーザーの事前承認を得て、アカウント開設日や与信限度額、使用状況などの情報を中銀のシステムに送信する。ユーザーの個人的な消費に関する詳細は共有されないとしている。
アントの親会社は電子商取引最大手アリババ・グループ。中国当局は昨年11月、370億ドルに及ぶアントの新規株式公開(IPO)計画を阻止。それ以降、アントは政府主導の再編により金融持株会社に転換し、事業の一部を縮小している。
中国の大手インターネットプラットフォームはこれまで、事業運営やリスク管理、新規顧客の開拓のための重要情報であるデータの共有を拒否する傾向にあった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR