• 2021/09/27 掲載

中国恒大債、ブルーベイやUBS購入 HSBCは売却=情報会社

ロイター

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[シンガポール 27日 ロイター] - 巨額の債務を抱え経営が危機的状況にある中国の不動産開発大手、中国恒大集団債を、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ傘下のブルーベイ・アセット・マネジメントも購入していたことがモーニングスターの分析で明らかになった。HSBCとTCWのファンドはポジションを手仕舞ったもよう。

モーニングスターが24日公表した、8月末時点のデータに基づく分析によると、UBSは中国恒大債を約2億8300万ドル保有、アシュモア・グループのファンドは1億4600万ドル保有。フィデリティやSinoPacのファンドも多額の投資をしている。

HSBCの資産運用部門と、運用会社TCWは9月と8月に中国恒大のポジションを解消した。モーニングスターは言及していないが、クレディ・スイスは中国恒大債を全て売却したと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が24日に報じた。

中国恒大は先週、ドル債の利払いを期日に実施できなかった。30日の猶予期間内に利払いが行われないとデフォルト(債務不履行)となる。

先週、モーニングスターのデータですでに、ブラックロックが中国恒大集団債を大量購入していることが明らかになっているが、ブルーベイも社債価格にデフォルトリスクが織り込まれているとの見方から段階的に購入している。

中国恒大のドル建て債の価格は、サプライヤーへの支払いが遅れるようになった5月以降、急落しており、来週利払いを予定するドル建て債は直近で額面1ドル当たり0.275ドルで取引されている。

アシュモアとHSBCはコメントを差し控えた。昨年、中国恒大投資を解消したTロウ・プライスのアジアクレジット債ポートフォリオマネジャー、シェルドン・チャン氏は「ハイイールドのデフォルト率が高まっている期間は、一部弱い発行体がドル市場から締め出される可能性がある。これによってボラティリティの高い状態が続くとみられるが、そのセクターへの投資を増やすには魅力的なエントリーポイントを提供している」と指摘した。

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