• 2021/09/29 掲載

テーパリング終了後速やかに保有資産縮小すべき=セントルイス連銀総裁

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[ワシントン 28日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は来年の債券購入プログラム終了後、8兆ドル超に及ぶバランスシートを速やかに縮小させるべきと述べた。また、高インフレを背景に2022年の2回の利上げを含む一段と積極的な措置が必要になる可能性があると警告した。

インタビューで、22年のインフレ率は先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された見通し(2.2%)を上回る2.8%で推移すると予想。インフレ率は自然と幾分鈍化するとの見方に賛同するとしながらも、長期にわたる円滑なインフレ鈍化を実現するためにはFRBの取り組みが一段と必要だとした。

さらに、債券購入プログラム終了時にはFRBの保有資産は約8.5兆ドルに膨らんでいる可能性が高く、それらを保有し続ける理由はないと指摘。米国内総生産(GDP)がすでにパンデミック(世界的大流行)前の水準を超えていることを考慮すると、「あらゆることが(2007─09年の金融危機後の)以前の回復期に比べて早く起こる可能性がある」とした。

ブラード氏は来年の「テーパリング(量的緩和の縮小)終了時にはバランスシートの縮小に着手することができるだろう。来年は一年を通じて堅調な景気拡大が続きそうだ」とし、FRB当局者はこのような議論を開始していないものの、景気回復の驚異的な速さと持続的なインフレ懸念を考慮すると「時期尚早とは思えない」とした。

ブラード氏は来年の2回の利上げ後により速いペースでの利上げを見込んでおり、供給面での世界的な問題とFRBの緩和的な政策が他の当局者の想定以上に迅速かつ持続的なインフレにつながると懸念。「インフレが予想以上に持続する可能性もあり、その場合にはインフレを抑制する方法を再調整する必要がある」とした。

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