米デルタ航空、チケット販売が改善　「ビジネス客戻る」

［ボストン　３日　ロイター］ - 米デルタ航空は３日、航空券販売が上向き始めたと明らかにした上で、第３・四半期の売上高について、２０１９年同時期との比較で３０─３５％減としていた従来予想の範囲内になるとの見方を示した。

新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、同航空は先月、第３・四半期売上高は従来予想のレンジ下限との見通しを示していた。第３・四半期決算は１０月１３日に発表する予定。

バスティアン最高経営責任者（ＣＥＯ）は国際航空運送協会（ＩＡＴＡ）の会合の合間に記者団に対して「８月後半から９月前半にかけて底入れした」と指摘。「米国でビジネス客が戻りつつある」と語った。

国内予約は来年、２０１９年水準を上回る見通しだとした。

コロナワクチン接種を従業員に義務付けるかどうかについては、まだ決定していないと述べた。デルタは米国の主要航空会社で唯一、従業員のワクチン接種を義務付けていない。