- 2021/10/05 掲載
ウォーレン上院議員、SECにFRB当局者の金融取引調査を要請
FRB当局者による投資を巡っては、批判が高まっていたダラス地区連銀のカプラン総裁とボストン地区連銀のローゼングレン総裁が退任する事態となっている。
ウォーレン議員は、SECのゲンスラー委員長に宛てた書簡で、2氏のほか、2020年2月のクラリダFRB副議長の取引も対象に挙げている。
書簡で同議員は「FRB当局者によるこうした金融取引により、利益相反の可能性について深刻な疑問が浮上し、国民の信頼を軽視していることが明らかとなった。これらの取引が、FRB職員として知り得た市場を動かす未公開情報に基づいていたとすれば、潜在的な違法行為に該当する可能性がある」と記述している。
ブルームバーグは2日、クラリダ副議長が新型コロナウイルス感染拡大による影響への対応でパウエル議長が政策措置の可能性を示す声明を発表した前日、債券ファンドから株式ファンドに100万─500万ドルの資金を移動させていたと報じた。
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