- 2021/10/11 掲載
銀行貸し出し、10年ぶりマイナス=21年度上半期0.5%減―全銀協
全国銀行協会が11日発表した預金・貸出金速報によると、全国の銀行110行の9月末の貸出金残高は534兆4223億円だった。3月末に比べ2兆6533億円(0.5%)のマイナスで、半期ベースで減少したのは2011度上半期(4~9月)以来、10年ぶり。3メガバンクなど都市銀行の貸し出しが減ったことが主因。
21年度上半期は、大企業を中心に資金需要が一服し、返済の動きも出ている。このため、貸出金残高は都市銀行で2.0%減った。これに対し、地方銀行は0.8%増、第二地方銀行は0.6%増で、全銀協は「中堅・中小企業では飲食や宿泊を中心に引き続き資金需要がある」とみている。
【時事通信社】 〔写真説明〕全国銀行協会の看板=東京都千代田区
関連コンテンツ
PR
PR
PR