- 2021/10/22 掲載
米JPモルガン、トルコのインフレ率見通し引き上げ 追加利下げ予想
中銀は21日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを16.00%に2.00%ポイント引き下げた。インフレ高進で実質金利はすでにマイナスとなっているが、今回の利下げで一段と低下。予想よりも大幅な利下げを受けリラは過去最安値を更新した。
JPモルガンのYarkin Cebeci氏は顧客向けノートで、「このような金融緩和の前倒しは、迅速なインフレ抑制が政策の優先課題ではないことを示唆している。こうした動きが価格上昇圧力につながるとの懸念から、われわれは今年のトルコのインフレ率を19.9%、来年の予想を16.4%にそれぞれ修正した」と述べた。
JPモルガンはこれまで、年末までのインフレ率を16.7%と予想していた。
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