- 2021/11/10 掲載
クレディ・アグリコル、第3四半期は予想上回る増益 資本市場部門低迷
新型コロナウイルス関連の貸倒引当金が減少したほか、リテール金融部門の収入が増加した。資本市場部門と保険部門の収入は低迷した。
第3・四半期の純利益は43.5%増の14億ユーロ(16億2000万ドル)。リフィニティブがまとめた市場予想の12億3000万ユーロを上回った。
収入は7.4%増の55億3000万ユーロ。市場予想の54億6000万ユーロを上回った。
貸倒引当金を反映する「コスト・オブ・リスク」は56.1%減。
フィリップ・ブラサック最高経営責任者(CEO)は、2022年の目標を達成できるとの見通しを示した。目標には純利益50億ユーロが含まれている。
リテール金融部門は、フランスが5.1%の増収、イタリアが36.2%の増収。同行は今年、イタリアの同業クレバルを買収した。
法人・投資銀行部門は3.7%の減収。株式デリバティブ市場へのエクスポージャーが少なかったことや、第3・四半期の株式トレーディング回復の恩恵を受けられなかったことが響いた。
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