米財政赤字、10月は42％減の1650億ドル　景気回復で所得税増

［１０日　ロイター］ - 米財務省は１０日、１０月の財政赤字が１６５０億ドルと、前年同月の２８４０億ドルから４２％減少したと発表した。経済回復を背景に個人や法人の所得税収入が急増した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想中央値は１７９０億ドルの赤字だった。

歳入は１９％増の２８４０億ドル。１０月としては過去最高となった。個人からの税収が１８％増の２１４０億ドル、法人からの税収は３９％増の２１０億ドルだった。

歳出は１４％減の４４９０億ドル。メディケア（高齢者医療保険）支出が５６０億ドル（４４％）減少した。また、９月に失業給付上乗せ措置が終了したことを受け、労働局の支出が９１％減少した。