景気回復「想定より遅れ」＝日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は１５日、名古屋市で講演し、景気動向について「従来の想定と比べると、回復がやや遅れている」と述べた。新型コロナウイルス感染症への警戒感から飲食・宿泊などサービス部門の消費への下押し圧力が残ることに加え、「供給制約による輸出・生産の一時的な減速局面は続く」と指摘した。

【時事通信社】 〔写真説明〕東海地区の経済界代表者らと意見交換する日銀の黒田東彦総裁＝１５日午前、名古屋市中区（代表撮影）