インドの来年度成長率、7─7.5％の見通し＝経済諮問委員会

［ニューデリー　１８日　ロイター］ - インドのモディ首相の経済諮問委員会は、来年度の同国成長率が７─７．５％になるとの見通しを示した。また、次期予算では、国有資産の民営化に向けた明確な行程表を策定すべきだと提言した。

昨年度の成長率はマイナス７．３％を記録。政府は今年度の成長率を１０．５％と予想している。来年度の予算は２月１日に発表予定。インドの会計年度は４月１日から翌年３月末まで。

諮問委員会は１８日の会合で「接触が特に多い業界と建設業界は２０２２／２３年度に回復が見込まれる。設備稼働率が改善すれば民間投資も回復する」と指摘した。

税収や輸出の伸び、小売り売上高や電力需要など最近の指標は予想以上の回復を示しており、一部のエコノミストはインドの成長率予想を上方修正している。

諮問委員会は、２２／２３年度予算では、非現実的な歳入目標を設定すべきでないとし、臨時歳入を資産形成に使う計画を盛り込むべきだと提言した。